【前学期,1~4年,全学科,2単位,,生活科学部本館209室】 20世紀後半から、NPO(Non-Profit Organization、非営利組織)が、世界を揺るがす組織変革を起こして拡大してきた。特に冷戦の終結以降、国家、市場、市民社会はまったく新しい力関係にシフトし、その中で市民社会の役割が増している。

 本科目では、NPOを通して現代の社会問題を知り、その解決の方向性を探る。NPOとは、政府(国や自治体)でも企業(営利団体)でもない、民間でありながら公共的な課題を担う市民の自主組織で、政府や企業だけでは解決できない社会問題(例えば福祉、子育て、貧困対策、まちづくり、環境保護、国際協力、文化活動等)に取り組んでいる。NPOはさらに、権力の監視、社会問題に関する啓発、政策提言等も行っており、概して重要な存在であると言える。

 授業では、NPOに関する理論について説明することに加えて、NPOで活躍するかたをゲストとしてお招きし、お話を伺う機会を設ける。また、小グループで現代の社会問題と対応策についてディスカッションを行い発表する。前半(第1~6回)は理論を中心に学び、後半(第7~13回)は発表やグループワークが中心となる。

【到達目標】
1. NPOの活動理念や特徴を知り、その存在が社会に与えている影響を理解する。
2. NPOの役割やその背景に潜む社会問題について、自らの考えを自分自身の言葉で述べることができるようになる。
3. NPOによる社会問題解決の方法を、グループワーク(事業計画書の作成)を通して学び、提案力、行動力を身につける。
4. 授業で学び得た知識を、履修生自身の実践や社会貢献活動に繋げる。
【後不定期,1~4年,全学科,2単位,,人間文化研究科棟603室】グローバル化が進展するなか、昨今の世界の政治情勢、COVID-19等の感染症、さらには気候変動などの地球規模課題から、日本が無関係でいられることはもはやありません。また、少子高齢化が進む日本は、経済成長をどう維持するか、労働力不足をどう解消するか、という観点からも、世界、とりわけ開発途上国の人々との共生なくしては立ち行かなくなってきています。2015年9月の国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ・持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」は、開発途上国・先進国がともに抱える世界の長期的開発課題を提示し、さまざまなアクターの行動を求めるものとして、国内外で民間セクター等を含めた幅広い層に浸透しつつあります。
 本講義では、日本が開発途上国の人々との共生を目指すにあたり、密接に関連するSDGsのゴール・ターゲットを取り上げ、それぞれについて基本的内容を示し、関連する具体的な政策・事業を紹介します。そのうえで、学生の皆さんに自身の考えを積極的に発表し、互いに議論することを通じて、複眼的思考を養ってもらうことを目標としています。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館102室】博物館に関する基礎的な情報を理解し、専門性の基礎となる能力を養う。
博物館の定義、博物館学の概要、博物館の歴史等について把握することを目指す。
【前学期,2~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館301室】博物館を管理運営するということと、博物館を経営するということはどのように異なるのか。博物館の経営に関する基礎的な知識を身につけた上で、持続可能な博物館経営の方法について理解する。
【後学期,2~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館301室】博物館資料の収集、整理保管等に関する知識・技術を習得し、また博物館の調査研究活動について理解し、展示・公開の理念と方法を学ぶことによって、資料に対する基礎的能力を養う。
【前学期,4年,全学科,3単位,,文教育学部1号館306室】博物館での実習を通じて学芸員の仕事について理解し、その責務や役割について考察する。
履修には条件があるので、必要な科目を必ず履修しておくこと。
【後学期,2~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館301室】主題は、情報発信メディアとしての博物館の社会的役割を理解することである。博物館自体がひとつのメディアでもあるわけだが、博物館の抱える豊富な情報をいかにして効果的に社会に浸透させて行き、多くの人々に利用してもらうか、さまざまな方法を実践例から批判的に検討し、理解していく。その上でさらに効果的な方法はないか、学生たちが考え、提案していくことを目標とする。
【後学期,1年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館202室】微分積分学は大学数学の基礎であるとともに,自然科学の各分野において基本的な役割を果たす極めて重要な数学の分野です.この講義の主題は,多変数の微分(偏微分)と関数項級数に関する理論を学ぶことです.
目標は多変数の偏微分・全微分,テーラーの定理を理解し,極値問題などの典型的な問題に応用できるようになること,また,関数項級数,特にべき級数についての理論を理解し,級数に関する標準的な問題が解けるようになることです.
【後学期,1年,全学科,2単位,,理学部3号館701室】線形代数の基本的事項である、1次独立・1次従属、部分空間、次元、線形写像、内積、固有値と固有ベクトル、行列の対角化等についての理解を目指す。
【前学期,1年,全学科,2単位,,理学部2号館507室】整数を中心的な話題として、代数学の初歩を学ぶ。数学的帰納法の原理などの自然数の特徴づけから始め、加法群、環としての整数、mを法とする剰余類群へと話を進め、簡単な不定方程式を解く練習をする。抽象代数学の土台にある具体例に親しむことが目的である。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,理学部3号館701室】古典力学の数学的枠組みを学ぶことにより、自然現象を数理的に処理する技能を習得するとともに、それらを合理的に理解する力をつける。また、広く物理現象に親しむことで、それらを直感的に捉えることができるようにする。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,理学部3号館701室】この授業では,電磁気学の基本法則をできるだけ時間を掛けて丁寧に学習し,電界・磁界とは何か,電場・磁束密度とは何か,電束密度・磁場とは何か,という問題に答えられるようになることと,電気量や電流からどのような電界や磁界ができるのか,電磁波とは何かを理解することが目標です.さらに,光子や特殊相対性理論に関しての入門的な話もします.
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館101室】有機化合物は身のまわりにある様々な物質のほとんどすべてに関係しており、物質を理解するためには有機化学は必要不可欠な学問である。したがって、自然科学の様々な分野の学生を対象として、有機化学の学問体系を理解し、有機化合物の構造と性質に関わる基礎的知識を身につけることを目標とする。
授業では、分子模型を組み立て、有機化合物が3次元構造を有していることを学ぶ。また、立体異性体の構造比較を行い、3次元的な認識力を涵養する。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館101室】前半の講義では、動物の組織、細胞増殖、生殖、発生などについて解説する。特に動物のからだを構成している細胞がこれらの減少にどのように関与しているかの基本的なしくみについて学ぶ。
後半の講義では、植物の細胞、形態と分類、光合成、生殖、植物ホルモンについて解説する。植物が生きていくために必要な基本的なメカニズムについて学ぶ。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館303室】(近藤担当分)生物の多様性の裏にある、遺伝と進化のしくみについて,DNAの構造や性質に基づいて,遺伝の基本原理から理解していく。また、DNAから、形質の多様性、人種や病気について理解を深めていく。

(毛内担当分)脳と神経の「かたち」と「はたらき」について分子・細胞レベルから説明する。生体の外界からの様々な刺激に対する応答や行動の脳神経メカニズム(神経生理学)の基礎を理解する。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共3-508【第2物理学実験室】】物理的実験手法・解析手法の習得を主眼とするが、物理的概念や物理法則についても理解を深める。始めに各実験テーマの共通の基盤となる測定値の取扱いや最小二乗法、グラフの活用法をノギス・テスター・オシロスコープの使用法と合わせて学習し、次に力学、電磁気学、光学、諸物性の各分野における典型的な現象を実験テーマの概念を理解しながら実験技術の習熟を図る。
【後学期,1~2年,全学科,2単位,,共3-310【第1化学/学生実験室】】化学実験を安全にこなす術を身につけるとともに、基本的な化学実験の技術を習得することが、本授業の目標である。主に化学科以外の履修生を対象とする。
【前集中,1~3年,全学科,2単位,,】中学校及び高等学校の生物学に関する観察・実験を、教職に就いた授業者の視点を持って体験し、準備を
含めて指導上で留意することや技術などを学び取る。また、生物学への理解を深め、興味・関心を高める。
【前集中,1~4年,全学科,2単位,,】教員免許の取得を希望する学生のための実験である.室内作業を中心に,岩石や鉱物、化石などの試料やふるい、実体顕微鏡など器具を用いた分析,実験を通して、地学的な現象に対する基礎的な理解を深める.
【前学期,1~2年,全学科,2単位,,理学部3号館701室】数学基礎論(記号論理学)は、数学・自然科学・情報科学等、様々な学問分野の基礎を支えている学問である。本講義では、初歩の段階から一階命題論理・一階述語論理について学習し、論理言語の構成や意味論的推論の基本を理解することを目指す。