【前学期,3年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】主題は、電気化学的分析、分光測光、溶媒抽出、クロマトグラフィーである。それぞれの分析法の原理を理解し、適切な場合に適切な分析法を利用できるよう体得することが目標である。
【前学期,4年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】化学の諸分野の基本的な概念に関する英語の文章、あるいは先端の研究論文を英語で講読し、専門性を高めるとともに、視野を拡げることを目的とする。到達目標は、専門英語のボキャブラリーを増やすことと、最小限の辞書の使用で専門分野の論文を理解できるようになることである。
【後学期,4年,化学科,2単位,,共通講義棟1号館205室】英語の文献を選び、内容を理解し、内容を口頭発表する。また、他の履修者の発表を聞き、内容に関してコメントする。履修者の研究分野の研究に関する知識を広げるとともに、異分野の研究に関しても理解を深める。
【後学期,1年,化学科,2単位,,共通講義棟2号館101室】有機化合物は身のまわりにある様々な物質のほとんどすべてに関係しており、物質を理解するためには有機化学は必要不可欠な学問である。したがって、自然科学の様々な分野の学生を対象として、有機化学の学問体系を理解し、有機化合物の構造と性質に関わる基礎的知識を身につけることを目標とする。
授業では、分子模型を組み立て、有機化合物が3次元構造を有していることを学ぶ。また、立体異性体の構造比較を行い、3次元的な認識力を涵養する。
【前学期,3~4年,化学科,2単位,,生活科学部本館125室】現代社会において、放射線や原子核現象は、医療などの生命科学・原発や加速器などのエネルギー分野・計測や品質管理などの工業利用・放射線検出器開発や年代測定などの宇宙地球科学など幅広い分野で応用・利用されています。放射線を正しく理解するには、物理・化学・生物学・医学・工学など様々な分野の知識が必要とされますが、すべてを網羅することは難しく系統的に学修する機会はほとんどありません。
本講義は、放射線について多角的に学べるように構成しました。化学を専門に学んできたみなさんは、他分野で利用されている放射線やラジオアイソトープの基礎的知識を修得できるとともに、身の回りで利用されている放射線の原理やその応用例について理解し、説明できるようになります。
【後学期,2~3年,化学科,2単位,,ITルーム3【理2・101】】分子軌道計算の実習を通じ, 量子化学の概念と基礎的な計算技術を学ぶ。量子化学計算がどのように他の化学分野(例えば有機化学・無機化学・生化学など)に役立つのか理解する。パソコンを使った実習形式で講義を実施する。
【前学期,3~4年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】デユポン社のカロザースが世界で初めて合成高分子を合成して以来、まだ一世紀も経たないが、さまざまな革新を経て現代社会を支える構造素材や機能材料が創出されている。日本もこの分野でノーベル賞を受けるなど研究や技術レベルは高く貢献度も大きい。重要性の高い高分子の基礎と応用について講義する。本講義により高分子のリテラシーを身につけてもらうことを目標にする。
【後学期,3年,化学科,2単位,,理学部3号館601室【ITルーム1】】科学は実験をもとに発展することはいろいろな場面で語られます。しかしながら実験には技術が伴い、技術に限界があり、そこから得られるデータに含まれる誤差の取扱いは実験を行う場合には必須となります。
【前学期,3~4年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】山口)生物は物質を基礎として構成されたものであることは間違いないが、その現象は物理学の視点からは理解し難い場合が多い。生物学には解けない問題がまだ多く残っている。それでも生物学の諸問題に物理学や化学の考え方をもって取り組むのは重要である。本講義では物理化学的な視点から生命現象を議論することを目標とする。
(沼本)タンパク質をはじめとした生体高分子の立体構造を原子分解能で決定し、構造情報として蓄積することは、生命現象の根源的理解とともに創薬や産業応用の面でも欠かせないものとなっています。本講義では、タンパク質立体構造解析で最も汎用的に用いられているX線結晶構造解析法と、近年急速に発展し浸透してきたクライオ電子顕微鏡による構造解析法を習得し、あわせてその構造情報を利用することを学習します。
【後学期,1年,化学科,2単位,,理学部1号館414室】化学科での学びに必要な様々な知識を修得すること、化学分野の研究の内容・研究生活・研究に対する姿勢などに関して理解を深めることを目標とします。
【後学期,2年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】化学の世界では,英語での情報収集や発信は必須です.将来的に英文の専門書や論文を読む,専門分野の内容の講演や学会発表を聴講するための下地を作ることを目標にします.
化学のトピックを扱った文章の速読と精読を組み合わせたリーディングを行い,化学英語特有の専門用語を習得します.短い英文レポートを作成することにより,文法,基本例文の確認をしていきます.また,正しい発音を身につけることがリスニング力の向上につながるので,簡単な英文のリスニング,ディクテーションと共に音読の練習も行い,化学英語に対する総合的な理解力を強化します.
【前学期,2年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】量子力学の基本的な概念、手法、その化学への応用について学びます。はじめに、並進・振動・回転という基本的な運動について取り扱います。次に原子の電子構造から出発して、二原子分子、さらには多原子分子の電子構造を学びます。本講義では、概念の導出過程を追うことによって理解し、得られた結果について論理的に説明できるようになることを目標とします。
【前学期,2年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】 本講義では、熱力学に関する基本事項(熱力学第一法則、第二法則、第三法則、内部エネルギー、エンタルピー、エントロピー、自由エネルギーなど)を学ぶ。これらは、すべての物質変化を支配している基本原理である。
 化学は、化学反応や物理的相変化など、原子・分子の変化を主題とする。これらの変化も例外ではなく、熱力学の制約を外れては進行できない。従って、これらの内容を理解することは、これから多様な化学反応を実際にあつかう際に、反応の成否を理解するための原理的な土台となるため重要である。
 熱力学は高度に体系化されているため、抽象的になりがちであり、実例もあまりなじみが無い事象が多い。しかし一方で、対象を抽象化し、数学的に記述することを理解するための基礎ともなる。
 温度・体積・圧力・エネルギー・エントロピーを基本要素として、物質の状態、変化がどのように記述されるかを学び、物質変化に伴ないこれらがどのように変化するか、また、物質変化の制御にはこれらの要素をどのように制御すればよいかの基礎を理解できるようにする。
 身の回りの現象について、熱力学を元に考えられるようになるのが最終的な目標でしょうか。
【後学期,2年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】まず、化学反応や電気化学反応を例にして、物理化学IIで学習した熱力学の基本的な概念・関係式を用いて、より複雑な実際の系をいかに記述するかを学ぶ。特に化学ポテンシャルと平衡定数の関係について理解する。
次いで、マクロな物質の状態・現象(熱力学:物理化学II)が、それらを構成する原子・分子のミクロな量子力学的記述(量子化学:物理化学I)に基づき、どのように表されるかを学ぶ(統計熱力学)。
最後に、原子・分子が集合しマクロな物質を構成する際に原子・分子の間に働く相互作用について、分子(電子と原子核)の量子論的記述を元に学ぶ。
これらの項目を通して、実際に化学反応を操作・理解するために必要な、エネルギー関係、観測される状態変化の理由、鍵となる相互作用などについて、分子論的に理解する基礎を身につける。
【後学期,3年,化学科,2単位,,理学部1号館414室】物理化学における重要なトピックスとして、物質の対称性、固体の構造・物性・表面、化学反応動力学を学びます。はじめに、分子の性質に大きな影響を与える対称性の扱い方を学びます。次に、原子や分子が凝集した固体について、それらの結晶構造、物性、表面における諸過程を取り扱います。最後に、化学反応の際分子レベルで何が起きているかの理論を学習します。本講義では、物理化学、無機化学分野の研究で必要な物質の対称性、固体、化学反応動力学の基本概念を身につけることを目標とします。
【後学期,1年,化学科,2単位,,理学部1号館414室】学部初年次の学生を主対象として、これから無機化学を学ぶ上で必要となる基礎知識の習得を目指す。原子や結合における電子の状態といった基本概念を理解し、理論的な説明ができるようになることが目標である。さらに、結晶や無機反応についての導入的な講義を行う。
【後学期,2年,化学科,2単位,,理学部1号館421室】無機化学1の内容を受けて、各元素がどのような性質を示すのかを学ぶことを目的とする。特に、電子配置と物性の相関を理解することを通じて、周期表の意味を再認識し、化学の根底にある概念を自分なりに抽出できるようになることを目標とする。
具体的には、周期表の族と周期による特性の一般的な違い(最外殻の電子数と電子殻の大きさと原子の特性との関係)を整理し、各元素が示す物性の本質を理解することを目的にする。
【後学期,3年,化学科,2単位,,理学部1号館414室】無機化学I, IIの内容をベースに、金属錯体、有機金属化学、生物無機化学の基礎を学ぶことを目的とする。また、これまでの基礎知識が、これらの分野でどのように関係してきているかを学び、卒業研究以降を見据えた、応用力の育成にも重きをおく。
【前学期,2年,化学科,2単位,,】化学科の有機化学の講義は、2年次の有機化学I、IIならびに3年次の有機化学III、IVから構成され、これらを全て履修することで有機化学の全体を理解できるようになっている。有機化学I、IIでは、ブルース「有機化学」第5版(上巻)を用いて原子軌道、分子軌道、共有結合等の概念に基づき、有機化合物の構造を理解し、それらの性質、反応性、合成法について学習する。