【通不定期,4年,教育科学コース,8単位,,】学士課程4年間の学修の集大成として、1年間かけて、一定の水準の論文を書き上げることを目標とする。テーマは自分で選ぶが、書き方については学術的な世界のルールに従ってもらう。
【後学期,1~4年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟2号館101室】主題:生涯学習および社会教育の概念や歴史、人間の生涯におけるさまざまな学習とその意義、特に社会教育における生涯学習の機会や学習活動の実際、関連法規や政策・制度、現状と課題および展望など、生涯学習や社会教育に対する理解を深めるために必要な事項を講義する。
目標:①生涯学習・社会教育に関する基礎的な知識を獲得し、生涯にわたって学ぶことの必要性や意義、およびそれを支援する営みの重要性について理解する。②身近な学習活動へ関心をもち、生涯学習を実践する当事者としての自覚をもつ。
【前学期,1~4年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟1号館404室】西洋の教育思想について、それらの思想が形成された時代と社会の背景をふまえて理解し、内容の客観的・批判的な分析を通じて、今日につらなる教育の理念や課題を深く考察することを目標とする。2022年度はイギリスの近代教育思想を中心に、抜粋したテキスト(原典および翻訳)を手がかりとしながら各回で設定したテーマについて考える。
【後学期,1~4年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟1号館302室】子どもや若者を取り巻く教育問題には、しばしば、その時々の政治・経済・社会・文化の諸問題が端的に映し出される。本授業では、教育の世界の外側に教育問題の根源が認識されていたといわれる1970年代より前の時期、具体的には、1920~60年代頃までの戦前・戦後にまたがる歴史の中で、子ども・若者をめぐって教育問題がどのように立ち現われ、どのように扱われてきたのかを、いくつかの具体的事例を通して学ぶ(講義)。また、受講生の関心のあるテーマをもとに、文献購読、資料調査、報告、討論を行う(演習)。これらを通じて、教育史の研究手法や、歴史的なものの見方・考え方を習得することをめざす。
【後学期,1~4年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟1号館201室】 教育社会学における調査法を学ぶ。卒論などで、自分で調査を設計し分析できることを目指し、その基礎をつくる。調査設計および実施方法に力点を置き、文献のほか、ミニ演習を交えて学ぶ。本科目は、社会調査士取得のためのカリキュラムの中のB「調査設計と実施方法に関する科目」である。
 一通り、社会調査の過程を全て体験する。とくに仮説作りの苦悩や、なかなか思うようにはいかない分析(論理的推論の末の解決)などを含めて経験することになる。
【前学期,1~4年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟1号館201室】本授業では、日本の教育課程が自明視してきたもの、見落としてきたもの、あるいは意図的に視野の外に置いてきたとおぼしきものを考察することで、「教育課程」が抱える問題を浮き彫りにすることを主題とする。今年度は、前半で「障がい」、「生きることと死ぬこと」をめぐる問題に注目し、中盤以降は、「周辺教科」とされてきた教科の可能性を検討し、国語や算数を中心(時間数が多い)とした日本の教育課程の問題を明らかにしたい。そして、上記で抽出した問題をいかように打開するか、受講者それぞれが見出せるようになることを本授業の目標とする。
【後学期,1~4年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟1号館203室】 本講義では、諸外国の子ども・若者・家庭をめぐる教育の現状と課題について、日本との比較を通じて学ぶことを目的とします。本講義では教育におけるNGO・NPO等の市民社会組織の役割や意義についても学びます。

 この授業を受講することで、以下の力を身につけることを目標とします。
・様々な国・地域の子ども・若者・家族をめぐる教育の現状と課題について、各国の社会的・文化的背景をふまえて説明できる。
・教育におけるNGO・NPO等の市民社会組織の役割や意義を、事例をあげて説明できる。
・異なる意見や考えを持つ他者から学び、自分の意見や考えを発展させることができる
【前集中,4年,教育科学コース,2単位,,】自立した学習者を育てることは教育の重要な目標ですが、「うまく覚えられない」「やる気がでない」「~が分からない」と悩む子どもは少なくありません。こうした子どもたちをどのように支援すれば良いのでしょうか。この授業ではまず、心理学を生かして,子どもの自立支援を行う個別学習,認知カウンセリングを取り上げ、診断の視点や技法を紹介します。また、ロールプレイによって実際に悩んでいる子どもへの支援の体験もしてもらいます。さらに、自立した学習者を育てる授業作りや、診断テスト開発、学習法指導などを参加者の関心に応じながら取り上げます。心理学の発想を生かしながら,最終的には社会に出た後にも利用できる力を子どもに身に付けさせる指導について考えていきます。
【前集中,4年,教育科学コース,2単位,,】本講義では、発達障害のある子ども(主に乳幼児期~学童期)に対して、エビデンスに基づく支援を行うために、子どもの特徴の理解の仕方、子どもとの適切な関わり方に関する知識を身につけることを目的とします。具体的には、発達障害のある子どもの支援の際に、よく用いられる心理検査・尺度等のアセスメントツールや、応用行動分析学に基づく支援方法について紹介します。
【通不定期,3年,教育科学コース,1単位,,】4年次の卒業論文執筆に向けて、テーマや内容を絞っていくための合同指導と合同ゼミを行う。教育科学コースの教育科学主プログラムおよび総合人間発達科学専修プログラムで卒業論文執筆を計画する3年生は必ず履修すること。
【通不定期,4年,教育科学コース,1単位,,】4年次生を対象に、卒業論文作成に向けて基本的技法の習得を目指す。具体的には、テーマ設定、資料収集とその読み、そしてそれを論理的に論文化していく手続きを指導する。教育科学コース必修科目である。
【通不定期,2~4年,教育科学コース,2単位,,】附属学校でのインターンシップを行う。授業、特別活動、部活動などの教員の日常業務を観察、体験し、学校における教育活動についての実際的、具体的理解を深める。同時に、児童、生徒への理解も深める。
【前学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館201室】本演習では、文化人類学の理論と方法を一層深く学び、その学んだ理論と方法を使って履修者各自が実際に「発信」するための作法の習得を目指す。具体的には、文化人類学の専門基本文献の講読を通じて、先ずは(1)文化人類学の理論と方法論に親しみ、次いで(2)資料を収集し分析する手法と(3)発表と議論の技能の習得を試みる。そして、(4)自らリサーチして書く能力の開発・実践・洗練を目指す。文化人類学は、フィールドワーク(臨地調査)での対話・観察・体験に根ざし、人々の日常的な相互行為の現場や、日常と非日常がせめぎ合う現場における人間現象の多様性を捉えることからその作業が始まる。
【後学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館201室】本演習では、文化人類学の理論と方法を一層深く学び、その学んだ理論と方法を使って履修者各自が実際に「発信」するための作法の習得を目指す。具体的には、文化人類学の専門基本文献の講読を通じて、先ずは(1)文化人類学の理論と方法論に親しみ、次いで(2)資料を収集し分析する手法と(3)発表と議論の技能の習得を試みる。そして、(4)自らリサーチして書く能力の開発・実践・洗練を目指す。文化人類学は、フィールドワーク(臨地調査)での対話・観察・体験に根ざし、人々の日常的な相互行為の現場や、日常と非日常がせめぎ合う現場における人間現象の多様性を捉えることからその作業が始まる。
【後学期,2~3年,教育科学コース,2単位,,文教育学部1号館813室】 主題)近年書かれた人間形成論に関わる代表的なテキストをひも解き、テキストの中で展開されている思想の人間形成論的な着想を理解する。
 目標)思想書を読み、その内容を理解する方法を身につける。思想書から読み取られた内容を自分なりに整理し、それに対する自分の考えを表明できる。
【前学期,3~4年,教育科学コース,2単位,,文教育学部1号館813室】 主題)近年書かれた人間形成論に関わる代表的なテキストをひも解き、テキストの中で展開されている思想の人間形成論的な着想を理解する。
 目標)思想書を読み、その内容を理解する方法を身につける。思想書から読み取られた内容を自分なりに整理し、それに対する自分の考えを表明できる。
【後学期,2~3年,教育科学コース,2単位,,文教育学部1号館220室】教育科学研究会が1950年代以来刊行し続けてきた月刊雑誌『教育』の1970年代から80年代前半にかけて刊行された号の主要な記事を読むことにより、高度経済成長後の、受験競争、落ちこぼれ、校内暴力、登校拒否(不登校)などの問題がどのように生起し、それらについて教員や教育研究者がどのように議論していたのかを読み取る。
【前学期,3~4年,教育科学コース,2単位,,文教育学部1号館220室】教育という営みの共通の基盤をなしている、中央(文部科学省)および地方(教育委員会)の教育制度・行政とその機能を理解することをめざし、文献や資料の読み合わせを行う。
【後学期,2~3年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟1号館102室】 学校社会学を含む教育社会学(高等教育論、教育経済学を含む)の主要学術論文(学術誌および論文集掲載の論文)を年度ごとに設定したテーマに沿って取り上げ、輪読・議論する。本年度は、AIのインパクトと学校教育の未来を予定。
 AIの学校教育へのインパクトは大きいと考えられるが、同時に浅薄な未来論に基づく教育論も横行している昨今、未来の学校教育をどう考えていくのか文献に基づきディスカッションする。
 担当者が当該論文を批判的に検討し、以下の観点を含むレジュメを作成・報告する。
 1)要約(問題設定、方法、主な知見、インプリケーション) 2)当該論文の評価(評価できる点と疑問が残る点) 3)自らの研究(ないしは教育の考え方)へのフィードバック
【前学期,3~4年,教育科学コース,2単位,,共通講義棟1号館102室】 学校社会学を含む教育社会学(高等教育論、教育経済学を含む)の主要学術論文(学術誌および論文集掲載の論文)を年度ごとに設定したテーマに沿って取り上げ、輪読・議論する。本年度は、教育改革と高等教育(大学教育)のあり方を考える予定。
 教育改革の高等教育へのインパクトは大きいと考えられるが、同時に教育改革の迷走もまた指摘される昨今、未来の大学教育をどう考えていくのか文献に基づきディスカッションする。
 担当者が当該論文を批判的に検討し、以下の観点を含むレジュメを作成・報告する。
 1)要約(問題設定、方法、主な知見、インプリケーション) 2)当該論文の評価(評価できる点と疑問が残る点) 3)自らの研究(ないしは教育の考え方)へのフィードバック