【前学期,1~4年,社会学コース,2単位,,共通講義棟1号館303室】社会政策論の基本的な概念、理論、方法等を概説する。履修者には、社会政策論の基本的な概念、理論、方法等を修得したうえで、当事者として社会問題/社会政策を批判的に捉え分析できるようになることを目指す。
【後学期,2~4年,社会学コース,2単位,,共通講義棟1号館303室】 社会保障制度の仕組みを理解したうえで、私たちの生活や社会のなかで社会保障が果たしている役割や、社会保障が直面している課題について考える。単に理論や外形的な制度の仕組みを知るだけでなく、様々な生活上のリスクに対して具体的にどのような制度が用意されているのかを知り、今後の人生に活きる知識を身につける。
【通年,2~4年,社会学コース,4単位,,ITルーム1【理3・601】】自記式質問紙法による標本調査(いわゆる量的調査)を念頭に置き、(1)調査目的の設定・明確化、(2)調査の企画・設計、(3)質問文の作成、(4)調査の実施、(5)調査結果の集計・分析、(6)レポートの作成までの定量調査の一連の過程を実習する。各時間とも、受講生は作業及び全体での討論や打合せへの積極的な参加が必須である。それらの作業を通して、調査結果の分析・報告のみならず、調査方法の特性や実施上の困難についても考察し、守秘義務など社会調査に関わる倫理問題に対する意識向上も目指す。   
【後学期,1~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館302室】この授業の主題は、生活と社会の関係性について、特に福祉・家族・医療・犯罪という視点を通じて考察していきます。社会学とは「調査とデータをふまえて社会の現実を理論的に理解しながら説明しようとする科学」と定義されています。福祉・家族・医療・犯罪について、社会学的な理論や概念を通じて批判的な思考をもって理解できるようになることが目標です。
【前学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館304室】 経験性・実証性を重視したものを中心としたジェンダー研究文献を用いて学習し,ジェンダーと暴力,人種と社会階層,保守運動等についての理解と探求,及びその内容に基づいた討論の訓練を主題とする。背景として踏まえるべき社会科学的な一般的基礎知識・基礎理論の理解も含む。
 こうした主題のもと,理論的,方法論的,または実証研究の論文を読む事を通して,ジェンダー・社会階層・政治的態度についての具体的な理解を深める事と同時に,社会科学において経験的である事,evidence-basedである事の意義・必要性を理解し,更には論理的・分析的であるとは如何なる事かについての各自なりの考えを持つ事を目標とする。
【後学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館801室】 経験性・実証性を重視したものを中心としたジェンダー研究文献を用いて学習し,災害とジェンダー,スポーツとジェンダーについての理解と探求,及びその内容に基づいた討論の訓練を主題とする。背景として踏まえるべき社会科学的な一般的基礎知識・基礎理論の理解も含む。
 こうした主題のもと,理論的,方法論的,または実証研究の論文を読む事を通して,ジェンダー・地域ケア・政治的態度についての具体的な理解を深める事と同時に,社会科学において経験的である事,evidence-basedである事の意義・必要性を理解し,更には論理的・分析的であるとは如何なる事かについての各自なりの考えを持つ事を目標とする。
【前学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館220室】この演習では、社会保障・社会政策に関連する文献講読を行い、基本的な概念、理論等を修得することをめざす。とりわけ、日本における公的扶助(生活保護)の歴史、制度概要を学び、そのうえで制度上の現代的課題、今後の展望を検討する。
【後学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館220室】社会保障・社会政策に関連する文献講読を行い、基本的な概念、理論等を修得することをめざす。この演習では、近年の社会保障を巡る議論において言及されることの増えてきた住宅政策の概要を学び、その課題と可能性を検討する。
【前学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館214室】このゼミでは、社会意識の分析について文献を読み、議論・検討する。学生と相談のうえ、ホックシールド『管理される心ー感情が商品になるとき』をテキストに、社会学的概念や考え方、方法について学ぶ。また、各自のテーマにもとづく個人発表をおこなう。
坂本を卒業論文の指導教官としたい学生は必ず履修すること。
【後学期,3~4年,社会学コース,2単位,,文教育学部1号館214室】各自が選んだテーマにもとづく研究発表をつうじて、社会学的な問いの立て方、各領域の文献の調べ方や検討のしかた、調査方法や設計など、社会学の研究のしかたを学ぶ。坂本佳鶴恵を指導教員とする人は必ず履修すること。
【前学期,1~4年,社会学コース,2単位,,共通講義棟1号館304室】本年度は「セクシュアリティの人類学とその現代的可能性」を主題に据える。ジェンダーに比べると、セクシュアリティの視点から人間社会を理解、分析する研究の蓄積はまだ少ない。しかし人間をめぐる性の具体的な行動は、たとえば社会からの排除や少子化など、現代社会が抱える様々な問題に直接関わりを持っており、セクシュアリティ研究の重要性は今後更に増していくと考えられる。本講義の前半では、セクシュアリティを切り口としたこれまでの人類学的アプローチの主要なものを紹介し、鍵となる議論や概念を把握する。そのうえで後半では、セクシュアリティを対象としながら現代社会の諸課題をいかに理解し、現代社会の諸問題にどのような提言を行うことが可能なのかについて、具体的な事例に基づいて検討する。以上を通じて、セクシュアリティの視点から人間の社会と文化について考えることの重要性とその具体的な方法について議論していく。
【後学期,1~4年,社会学コース,2単位,,共通講義棟1号館303室】【主題】
社会調査を企画、実施、分析し、報告書としてまとめるための一連の具体的な知識を学び、理解する。主として質問紙を用いた統計的調査を取り上げ、その理論と実施の技法を学ぶ。社会調査の技法的な側面に着目することで、いかにして調査を企画するか、いかにしてデータを集めるかという実施の技法を習得する。
1)社会調査の中でも、特に質問紙を用いた量的調査の概要を理解する。
2)調査の企画・仮説構築や標本抽出などの基礎理論について理解する。
3)質問紙の作成、実査に至るまでの一連の実施方法について習得する。

【目標】
研究・業務の基礎となる現状認識のための技術として、社会調査リテラシーを身につける。
1)科学的な社会調査の方法論について理解し、説明することができるようになる。
2)自分の問題意識に応じた調査課題を立て、適切な手法を選択することができるようになる。
3)データ収集の具体的な実施計画をプランニングすることができるようになる。
【前学期,1~4年,社会学コース,2単位,,共通講義棟2号館101室】この授業の主題は、ジェンダーの社会学入門です。genderの視点で、近代社会の性別観を考察することです。genderの視点とは、性別に関わる諸現象を近代社会という社会のあり方との関係で考察する、社会学の方法です。性別に関することがらは、通常、社会や歴史や文化の影響を受けない自然なこととして捉えられています。授業では、性別のこのような捉え方それ自体が、近代社会における一つの「ものの見方(sexism=性別主義)」であることを説明します。その上で、男女二分法的性別観と、国民国家、産業社会、近代家族という近代社会を構成する他の要素との連動を考察します。そのことを通して、私たちが日々の生活で性別に関して無自覚的に「あたりまえ」に思っていることの多くが、近代社会のものの見方の影響を受けていることを、具体的に明らかにしていきます。
到達目標は、受講者各自がgenderの視点を理解し、日常生活における「あたりまえ」を問い直す姿勢を身につけて、自分のことや自分の身のまわりで起こっていることを素材として近代社会の性別観を自ら社会学的に考察できるようになることです。
【3学期,2~4年,社会学コース,1単位,,共通講義棟1号館302室】日本では、諸外国と比較すると、社会運動がそれほど活発でないというイメージをもつ人もいるかもしれません。しかし日本でも、多様なマイノリティの運動、貧困や平和に関する運動など多岐にわたる運動がありました。昨今の例では、女性へのハラスメントに反対する #MeToo Movement、人種差別に反対する Black Lives Matter Movement、また地球温暖化に警告を鳴らすグローバル気候マーチといった運動は日本でも行われています。社会問題論(1)では社会運動に焦点をあて、①社会運動に関する基本的な理論を習得し、②社会運動の事例について社会学の視角から分析する能力を養っていきます。
【4学期,2~4年,社会学コース,1単位,,共通講義棟1号館302室】社会問題論(2)では、ひき続き社会運動に焦点をあて、社会運動について社会学の視角から分析する能力を養うことを目的とします。社会問題論(2)の授業では、講義で日本の事例についてより深く学ぶほか、受講生が自身の問題関心にもとづいて社会運動の事例について調査し、発表や討論も行います。