【後学期,1~2年,全学科,2単位,,生活科学部本館123室】生命や環境に関する話題をオムニバス形式で紹介し、急速に進展するこれらの科学を概観する。講義の他に簡単な実験やワークショップを行うことで、実感を伴って生命観・環境観を修得することを目指す。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館102室】生物多様性とは何か、人間との関係はどのようなものか。人類の存在・存続と密接な関係にある生物多様性を、自然科学と人間活動との両面から複合的に理解することを目指す。中学の理科の知識を基盤として自然と人間活動をどこまで見通すことができるかに挑む、半分理科・半分社会科の内容。
人間活動の影響は地球の全域に及び、高度な科学技術は日常生活に浸透している。このような時代の中、科学的な考え方を基盤にして社会問題の解決に立ち向かう素養の向上を目的とする。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館201室】人類は生物種の一つであり、生物としての基本的属性を有する。生物としてのヒトの特性を明らかにするとともに、その由来についても研究するのが「生物人類学(自然人類学)」である。主にヒトを理解する基盤としての哺乳類・霊長類の特徴や人類の起源と進化について、また「人種」、および日本人の起源と形成について解説し、あわせて「生物人類学(自然人類学)」の導入的理解を図る。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館301室】地球のみにとどまらず地球の外にも目を向けることで太陽系や別の星系に存在している数多の惑星の存在を認知し,それらの特徴や成り立ちについて理解する.また,地球以外の惑星と地球との比較を通して,私たちにとって最も身近な惑星である「地球」に対する新しい視点・視座を得る.

---

昨年度の講義資料ウェブサイト で公開しています.
履修選択の際の参考にしてください.

昨年度の講義では,地球を含め太陽系の各惑星に関する話題が少なかった (このような講義名であるにも関わらず!) ので,今年度はその辺りの内容を補強する予定です.
すなわち,まず最初に現在の太陽系の話を十分にした後で,太陽系の過去の姿,一般的な惑星系の成り立ち,太陽系以外の惑星系の姿……という風に(昨年度とは逆の順番で)論を展開していきます.
昨年度の内容とある程度相補的になるはずですので,(昨年度の講義の最後でも述べましたが) 既に履修済みの学生の聴講も歓迎します.

【前学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館101室】フィールドワーク(臨地調査)と「文化の多様性の視点」に基づいて人間現象を捉える文化人類学の基本概念・理論・方法をてがかりに、「人間が文化を以って生きる環境」を多様性の視点から考え、「われわれが生きるこの世界とは何なのか」を積極的に問うていくための基本的な「道具」を身につけることを目的とする。
【前学期,1~4年,三菱UFJ環境財団寄附講義,2単位,,生活科学部本館209室】 環境省の第五次環境基本計画(2018年4月~)では、地域循環共生圏を具現化し、創造していく政策目標が大きく打ち出されている。この講義では、地域循環共生圏の創造に向けた「食環境と有機物循環」、「健全な水環境の創出」に関するテーマを取り上げ、定量評価と社会実装の両方の取り組みを学ぶことを通し、自身で考え行動できるための知恵の習得を目指すことを目的とする。
 加えて、多発する自然災害、首都直下型地震や南海トラフ地震に代表される大規模自然災害に対応できる強靭な地域づくりは、東日本大震災以降、生活環境学の分野においても重点課題として位置付けられている。この講義では、「自然災害と生活環境」に関連するテーマを取り上げ、今後の取り組みの在り方を議論し、考える場を提供する。
 13回の講義の他にActive Learning Hour(ALH)を設定する。先進的な環境事業に取り組んでいる現場を見学し、ディスカッションを行う。社会構造や地球環境の変化に対応するため、公共インフラとサービスをどのように運営しておくことが求められるのか、そのパイオニアとして事業に挑戦している現場を体感できる機会を設ける。
【後学期,1~4年,三菱UFJ環境財団寄附講義,2単位,,理学部3号館701室】私たちが暮らす社会では、様々な科学的な知見によって社会の仕組みが成り立っている。私たちの社会は、科学・科学技術の成果を大いに享受し、科学の知見を貴重な共有財産とする、「高度に科学化された社会」といえるであろう。したがって科学・科学技術の問題は一部の専門家だけしか関係がないような特殊な問題ではなく、あらゆる市民がそれと抜き差しならない関係を持っているような問題である。とりわけ環境問題は、科学の知見を大いに必要としていると同時に、現在の科学の知見を持ってしてもすべてが解明されているとはいえず、その中で社会の仕組みを作っていかなければならない。
この講義では、環境問題にはこんなものがありますよ、ということを単にバラバラな知識として学ぶことを目的としているのではなく、個別の問題はあくまで例として取り上げるにすぎない。この講義がねらいとするのは、環境問題にかかわる科学の不確実性、科学と社会の関係や、その中で生じる利害対立構造、科学や科学技術に関する社会的な意思決定といった事柄を学び、環境問題を巡る社会の大きな構造を理解し、また科学的に解明されていない点の多い環境問題についての集団的決定をどのようにすればよいのかをひとりひとりが考える機会を提供することにある。
この講義は、上記のようなことを概観するパート(講義の始めと終わり)、あるテーマを様々な視点から考えるパートに大きく2分される。今回、テーマとしては新型コロナウイルス感染症と地球温暖化をとりあげる。
この科目は講義ではあるが、毎回の授業の最後に可能な限り、自分で考える時間、ディスカッションする時間を設け、将来社会へ出たときに自ら考え行動できる基礎を作ることを目指す。
なお、13回の講義の他にALHとして学生の能動的な活動を確保する。ここで予定している学外実習はてんぷら油リサイクルバスを使った日帰り森林保全体験ツアーである。NPO法人JUON Networkの協力により、埼玉県神川町での森林保全体験、森林間伐材を使った割り箸を作っている障害者福祉施設の見学、環境保全型・福祉重視型活動を行っている飲食チェーンの工場見学、国産有機大豆を使った味噌醤油工場の見学を予定している。
【前集中,1~4年,全学科,2単位,,】海洋、特に沿岸の自然環境計測(アセスメント)の基礎となる野外観察技術の習得を目的とする。ダイビング技術,水中観察・記録技術の習得を行い,海洋の生物や地形などの環境を計測するためのスキルを身に付ける。
 
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,文教育学部1号館711室】地図を「読み」ます。テレビの天気予報における天気図だけでなく、携帯電話やカーナビゲーションでの住居表示地図、インターネットでのグーグルアースなど、地図は私たちの身近にあふれています。しかし、地図を「読む」ことは、「見る」ことと同じではありません。地図を一冊の大切な本のように熟読し、知らない土地を地図から想像し、地図を見ながら町を歩き、各自の生活圏を記憶とともに地図で語ってもらいます。授業終了後、あなたが地図好きに変身していたら、目標達成です。
【前集中,1~4年,三菱UFJ環境財団寄附講義,2単位,,】安定しているはずの海の環境も人間の活動により大きな影響を受けている。海の環境の体験的な理解をもとに、人間の活動が及ぼす海への影響を考えることができるようになる。環境問題について、生物科学的な側面も踏まえ、より深く正確に考察することができるようになる。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,理学部3号館701室】色とにおいは、ともに、その根元は、多くの場合、化学物質に由来する。生物が、色、においをどのように知覚するかは、化合物を構成する分子あるいはその分子の電子の状態と密接に関連している。本授業では、まず、色、においとは何か、ついで、生物の色、においの知覚のメカニズムはどのようなものか、さらに、色、においの根元となる物質の分子構造あるいは電子状態と、知覚される色、においはがどのように関係しているかについて講義する。なお、授業では、色、匂いに関連する数回の簡単な体験学習を予定している。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共3-104【2講】】Please visit https://skycat.phys.ocha.ac.jp/phe for extended and accurate information on this lecture.

物理学を学習するための要素は3つあります:a)理論と実験の基本概念を理解すること,b)宇宙で実際に起こっているさまざまな現象にこれらの理論と実験を適用すること,c)知識と経験を実際の現象に応用してそこにある規則を見出していくこと.この講義では,これら3つの要素の相互関係に焦点を当てます.学習においてそれらは決して互いに分離することはできません.
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館101室】コンピュータは科学技術の中枢的存在であるだけでなく、日常生活を支える社会基盤でもあり、また娯楽や芸術を発展させるツールとしても貢献しています。 つまりコンピュータとは、それ自体がリベラルアーツ的な存在であり、これを文理融合的な側面から議論することには高い意義があると考えられます。
本講義では、コンピュータが創る色と音、具体的には映像と音響の仕組みについて、理系学生のみならず文系・芸術系を含む多くの分野の学生に理解できるように、平易に解説します。
本講義ではまず、コンピュータの仕組みについて簡単に解説します。 続いて、コンピュータが創り出す映像の仕組み、具体的には写真・ビデオ、コンピュータグラフィックス(CG)について解説し、さらにはCG技術に関係ある美術に関しても論じます。 続いて、コンピュータが作り出す音響の仕組み、具体的にはデジタルオーディオ機器の仕組みやコンピュータミュージックについて、音楽理論や楽器の仕組みを踏まえて深く論じます。 さらには、これらをインターネットで検索・配信する仕組みについても解説し、最後にこれらの技術がもたらす社会的な影響・課題、キャリアデザインとの関連性について議論します。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館101室】舞踊という現象を、色・音・香をキーワードとして読み解いていきます。専門分野の関係上、民族舞踊(インドネシア・バリ島の舞踊)が中心となりますが、バレエやコンテンポラリーダンスを含め、できるだけさまざまなジャンルの舞踊を扱いたいと思います。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館201室】宗教あるいは宗教的営為にとって感覚的要素(この授業では色と音に注目します)がどのような意味を持つのか探ります。具体的に理解できるよう、視聴覚教材もとり入れます。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館201室】食べ物のおいしさはにはいろいろな要素がある。人間がおししいと感じるのは生物学的要素以外に歴史、文化、社会的要素も大きい。ここではおいしさを切り口に、食品化学を中心とした自然科学的側面と、歴史学を中心とした人文科学的側面を学び、おいしさとは何かを総合的に考えてみたい。
【後学期,1~4年,心の健康とジェンダー,2単位,,】本講義では、心理学から見たジェンダーに関わるトピックを扱います。ジェンダーの観点を念頭におきながら、メンタルヘルスに関する基礎的な知識を解説します。また、性的マイノリティ/LGBTQの入門的な解説と心理支援的な対応に関して扱います。現在の自身や周囲の人々の生活について、また卒業後の仕事等について、役立ち応用できるような女性やLGBTQの健康に関する知識をつけることを目指します。
【前学期,1~2年,全学科,2単位,,生活科学部本館211室】おいしさのサイエンスを調理の視点からとらえ、調理によって嗜好性の高い食物になる過程を科学的に理解する。
また、災害時は温かいものが食べたくなるが、ライフライン途絶時に温食提供は難しい。アルファ化米や乾パンなどの同じ食事が続くと栄養が偏るうえ、飽きて食欲が落ちるため、食事量が減少し、さらなる栄養不足を招く。災害時は居住環境が悪化し、ストレスもかかるため、二次的健康被害を予防するためにも、日常に近いバラエティ豊かな食事をすることが必要であり、そのためには調理が不可欠である。この授業の前半では、災害時を想定した調理・喫食を体験することで、必要な備えを理解することを目標とする。これまで災害時の食事には経済性や保存性ばかりが求められてきたが、災害時の食事にも「おいしさ」が必要であることを理解する。