【前学期,1~2年,比較,2単位,,生活科学部本館327室】[主題]高度経済成長期は、膨大なエネルギーを消費する新しい都市型生活のスタート地点として位置づけられるが、これの象徴が大都市近郊の団地の生活であった。しかし、都市部以外の場においても、工場誘致などにより、人々の主な経済基盤は、第一次産業から製造業を中心とする第二次産業へと転換していった。そして、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などの家庭電化製品や自動車などが普及し、日常生活においても「都市型化」が進行していった。同時期の食生活の変化を具体的に資料から検討する。
[目標]統計資料を扱うことが出来る。新聞雑誌などメディアの一次資料と検証を行うことが出来る。文字資料だけでなく、インタビューなどオーラルヒストリーも扱うことが出来る。
【前学期,1~2年,比較,2単位,,生活科学部本館322室】「比較文化論」という視点を紹介し、この視点から近現代の日本の文化・生活のあり方を考える。序盤では主に時間をめぐる問題、中盤では空間をめぐる問題、終盤では身体をめぐる問題を扱う。

【後期集中,比較,2単位,,生活科学部本館124室】戦時期日本のジェンダーを洋装文化との関係から考える。授業担当者の近著などを利用し、文化研究やジェンダー研究の理論的な論点がどのように歴史研究に活かされうるのか、歴史と理論の関係を議論する。特に女性の職業的地位の問題や「女性文化」というカテゴリーの利用可能性について考えたい。

【後学期,1~2年,比較,2単位,,生活科学部本館322室】 本演習では、女性が書いた自叙伝を読み、服飾および衣生活に関わる具体的な証言を収集しながら、新聞雑誌などのメディアに掲載された情報と比べて、自叙伝がどのような資料的価値を有するのかについて検討を試みる。
【前学期,1~2年,比較,2単位,,生活科学部本館322室】 昭和20年代以降、日本では日常着として洋装が広く普及し、儀礼服として和装が定着していく。本演習では、昭和20年代以降の日本における衣生活について、特に和装がいかに変容していったかに焦点をあて、具体的な状況を検討する。資料としては『婦人画報』などの女性誌を用いる。
【前学期,1~2年,比較,2単位,,生活科学部本館322室】文献講読および研究発表によって、各自が専門の研究に関する豊かな視点と幅広く深い知識を養い、西洋服飾の史的事象を分析する際の方法を磨いていくことを目的とする。そして最新の服飾研究の論考など、先行研究の講読を通してヨーロッパ服飾文化論の展開の可能性を考える。また他の受講者や研究者の研究発表や活動報告について聞き、討議することを通して、他者の研究を批評する姿勢を身につける。
【後学期,1~2年,比較,2単位,,生活科学部本館322室】欧米における生活文化史あるいは服飾史に関わる近年の著作・論文を講読する。服飾研究の資料と方法およびテーマとしての展開の可能性について考察し、論文作成の技法を習得することを目指す。また受講者の研究報告、それに関する討論の時間を設けて、自身の調査・研究内容についても進展させる。
【前学期,1~2年,比較,2単位,,生活科学部本館322室】生活文化の諸相について、西洋服飾、日本服飾、工芸、住居などを対象とし、服飾文化、比較文化、民俗学の立場から多角的に検討し、修士論文の執筆に必要な知識やスキルを身につける。