【前学期,1年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館111室】 音楽家を志す学生、または将来音楽に専門的に関わっていきたい学生のための音楽基礎形成。
視唱と聴音を中心とする基礎訓練を意味する狭義の「ソルフェージュ」に留まらず、音楽の実践に必要な総合的基礎能力の育成を目的とする。
(1) 音楽の基礎訓練としてのソルフェージュでは、「リズム」「読譜力(視唱)」「聴音」「音階」「カデンツ」の実技を扱う。併せて、楽典・音楽理論(音程・音階・調・和音)の確認も行う。
(2) 音楽の総合的基礎能力に関しては、音楽の諸概念(Rhythm, Melody, Harmony, Musical Color, Texture, Form)を扱うとともに、音楽の構造・形式、表情を耳で捉え、それを表現する為の総合的能力の育成をめざす。
洋の東西を問わず、様々な地域、時代、様式、ジャンルの音楽及び音楽作品を素材にしながら授業を進める。
 サウンド、リズム、旋律、音楽の表情を耳で捉えること、様々な音楽の様式についての感覚を養うことを通して、音楽基礎能力を総合的に向上させる。
【通不定期,2年,音楽表現コース,4単位,,】ピアノⅠ演習を既に履修した者を対象とし、一層の音楽的・技術的向上をめざそうとするものである。個人レッスンです。ピアノを通じて様々な音楽作品の語法に慣れることを目標にしているので、主対象・趣旨等についてはメッセージおよび時間外学習欄をよく読んでおいてください。
【通不定期,3年,音楽表現コース,4単位,,】ピアノⅠ,Ⅱを既に履修した者を対象とし、一層の音楽的・技術的向上をめざそうとするものである。個人レッスンです。ピアノを通じて様々な音楽作品の語法に慣れることを目標にしているので、主対象・趣旨等についてはメッセージおよび時間外学習欄をよく読んでおいてください。
ピアノIIの成績等により、履修確定前に面談や実技能力チェックを行い、履修しうる能力の可否を判断する場合がある。
【通不定期,4年,音楽表現コース,4単位,,】ピアノⅠ演習、Ⅱ、Ⅲを既に履修した者を主対象とする。音楽史上の各様式のピアノ作品を研究、より高度な表現を行う専門性の高いピアノ演奏技術を習得しようとする者を対象とする。卒業演奏をおこなうことを前提とする。入学時に内規として配布した通り、4年当初で決定した卒業方法は変えられない(ピアノ演奏学卒業予定者必修)、という点に鑑み、基本的に履修放棄は認められないので、十分な検討の上、履修のこと。個人レッスン。ピアノⅢまでの成績等により、履修に際して面談等実施の上、履修の可否を判断する場合がある。
【後学期,1~2年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館110室】しばしば誤解されているが、音楽形式学が目的とするのは、対象の楽曲を単に「三部形式」や「ソナタ形式」といったカテゴリーに分類することではない。むしろ重要なのは、楽曲の個々のパーツが、全体との関係性においてどのような機能を果たしているのかを考察することである。
本講義では、実際の音楽作品を例にして、その各構成要素の機能を理解することを目的とする。その際、主に18〜20世紀の作曲家の作品、とりわけベートーヴェンのピアノ・ソナタを取り上げる。
【通不定期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,】西洋音楽を中心とした楽曲における指揮法についての習得、とくに斎藤秀雄によって編み出された「斎藤メソッド」を重点的に習得することを目標とします。教科書として斎藤秀雄著、その子弟によって改訂された改訂新版『指揮法教程』を用いて、基本の手法、「叩き」、「しゃくい」、「平均運動」などの動きを習得しつつ実際に必要となる動きも加味したものを習得します。受講者は指揮者として演習とするとともに、指導曲の演奏者として指揮を見ながら演奏もし、指揮をする側だけでなく、される側からの相互の関係の考察を行います。
以上のことを通して指揮、指揮者意義についての考察も行います。
【前学期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館110室】世界の多様な地域の音楽と舞踊を横断的にとりあげ、それぞれの音楽をとりまく文化的側面について講義する。民族音楽学の基本的な視点や方法論を習得することを目指す。
【通不定期,4年,音楽表現コース,8単位,,】音楽表現コースにおける卒業にかかる研究で、次の4つの方法があります。1)音楽学専攻:卒業論文作成、2)音楽学専攻:卒業論文作成と卒業演奏、3)演奏学専攻:卒業論文作成と卒業演奏、4)演奏学専攻:卒業演奏。4年次の初めにいずれの方法で卒業するかを、指導教員との相談に基づいて、題目提出を行なう。題目提出後の方法の変更は原則として認められない。各自の研究テーマ(論文、演奏)について、本コースが求める一定の水準で最終的に仕上げることを目標としています。
【前学期,1年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館111室】主題:
近代西洋音楽の理論の中でも中心的な概念であった和声の初歩を、音楽の様式と絡めながら理解する。和声は演奏解釈の基となる楽曲の解釈、研究のための科目であり、楽譜の中から作曲者の意図や音楽性を読み取る力を養い、自身の演奏、自身の音楽と有機的に結びつけ、楽曲の解釈を深くすることを目標においている。

目標:
「作曲原論Ⅰ」では、古典派およびルネサンス後期からバロック初期までの流れを追いながら、対位法の時代から和声に繋がるまで西洋音楽理論のキーワードとなった協和と不協和の概念を理解する。そして「バス音」の機能的支配が和声においてどのように重要なものとなったのかを実践も交えて理解・習得する。
【後学期,1年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館111室】音楽史における和声の実践例をみながら、機能和声理論を理解する。また和声の組み立てを実践していくとともに、楽曲の和声分析を行う。「作曲原論Ⅱ」では、和声学習の伝統的書法である「4声体」を学ぶ。また前期に習得した三和音の発展形として、掛留音から派生した「七の和音」と、後の調性音楽における核となる和音である「V7」を学習する。さらに、和声構造を把握するために必要な「和音外音」を理解し、既存作品の分析に応用する力を付けることを目標とする。
【後学期,1年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館110室】ヨーロッパ音楽の歴史を、古代ギリシャ・ローマ、ならびに中世の単旋律聖歌から、ルネサンスのポリフォニーに至るまでの時期を中心にたどる。それにより、従来の19世紀的音楽史観を相対化するとともに、現代の様々な音楽を考える上での基本的な概念を捉えることをめざす。
【前学期,2年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館110室】ヨーロッパ音楽の歴史を、14世紀から16世紀までのポリフォニー音楽の発展と、17世紀のバロック音楽成立までの音楽構造の変化を中心にたどる。それにより、従来の19世紀的音楽史観を相対化するとともに、現代の様々な音楽を考える上での基本的な概念を捉えることをめざす。
【後学期,1年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館110室】日本の主要な伝統音楽を成立順にとりあげ、その歴史と音楽の特徴を学びます。それと並行して、楽器、音楽理論、楽譜についても考察します。講義を通じて、現行の伝統音楽の概観を把握することを目標とします。
【通不定期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,】主に古典派から近代までのピアノ協奏曲に焦点を当て、時代と共にピアノとオーケストラパートの関係がどの様に変化していったかを理解し実際に音にして体感する。この際、初履修者は必ずオーケストラパートを担当し、スコアから見えてきた音をピアノで表現する事を学ぶ。既履修者からは各々の曲のソリストを募り、2人1組になってピアノ二台で音を作り上げていく。
【通不定期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,】「心にいつもバッハを」
音楽を志すものであれば必ず出会うであろうバッハ。これからより身近に、そして喜びを持って味わっていくための引き出しを、一年かけて増やして行こうと思います。
【前学期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館115室】昨年度のゼミに引き続き、エチュードの歴史を実際に曲を割り当て演習形式で実践・理解する。
主にショパン、リストに代表される1810年代生まれの作曲家を取り扱うが、歴史的な流れを把握するため、クレメンティからサン・サーンス辺り迄対象とする。
ピアニズムという概念がどの様に成立しどう進展したかを理解し実践する能力を養う。
【後学期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,文教育学部2号館115室】昨年度のゼミに引き続き、エチュードの歴史を実際に曲を割り当て演習形式で実践・理解する。
主にショパン、リストに代表される1810年代生まれの作曲家を取り扱うが、歴史的な流れを把握するため、クレメンティからサン・サーンス辺り迄対象とする。
ピアニズムという概念がどの様に成立しどう進展したかを理解し実践する能力を養う。
【通不定期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,】「佳い演奏とは何か、それに必要なことは何か」を講師と受講者の間で問いながら、また「読譜」の基礎について講師が論じ、各人の演奏の向上を目指す。
【前集中,2~4年,音楽表現コース,2単位,,】通常は一人で向かい合う事の多い、ピアノという楽器に複数の人間が同時に向かい合ったらどうなるのか?この素朴な疑問から出発、古今の二台のピアノの名作を、連弾(一台四手)を手始めに、学ぶ。自己主張と協調性のバランスを学ぶと同時に、表現の交響的な可能性が倍増する中での各声部の聴き分け、弾き分けの能力を会得しソロ演奏へのフィードバックを考察する。
初年度履修者はMozartのSonate D-dur(K.V.448)又はBrahmsのHaydn Var.(Op.56b)を準備する。
2年目以降の既履修者は曲目自由。又1台4手の連弾作品を撰んでも良い。
音楽表現コース以外の学生で履修を希望するものは事前に担当教員に連絡を取ること(任意の楽曲を演奏してもらう場合があります)。
【通不定期,2~4年,音楽表現コース,2単位,,】ピアノという、他の楽器に比べ一人で完結してしまう場合が多い楽器を弾く者にとって、他の楽器とのアンサンブルを経験する事は非常に重要である。この講義では、本学では日常の学生生活において一般の音大に比べその様な機会が少ない事に鑑み、毎年一つずつ楽器を選び、第一線で活躍中のプロ奏者を招聘している。
今年度は管楽器との二重奏を予定していますが、コロナ下で変更等あるかもしれません。詳細は在校生向けガイダンスでお知らせします。