【後学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】物理系の多くは外部環境の影響下にあり、その結果として物理系は不可逆的な時間発展を行う。講義では、外部環境の影響下にある物理系を扱う非平衡量子統計力学の基本的な内容を理解することを目指す。具体的には、平衡系の外場に対する線形応答理論、物理系の不可逆過程を記述する量子マスター方程式の理論、量子力学・統計力学・情報理論の融合分野である量子情報理論の中から幾つかの話題を紹介する。
- 教師: 番 雅司
【後学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】量子物理学の基本的課題につき講義を行なう。量子力学はその誕生の時から、どのように解釈すべきかが争われてきた。本講義では、最近進展しつつある先端研究の動向も踏まえ、量子力学の基本的諸問題を論じる。具体的には、不可逆性とディコヒーレンス、緩和過程、量子力学的縺れ合い状態などをキーワードに、量子情報理論に関連する基礎問題を論ずる。
- 教師: 北島 佐知子
【前学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】開放量子力系の緩和過程、ディコヒーレンス、量子相関、量子情報、及び量子測定の基礎を、この分野で基本的でかつ重要な論文を読んで、全員で議論を進めながら理解する。
【前学期,1~2年,理学,2単位,,生活科学部本館122室】場の理論の基礎を習得することが「基本目標」である。場の正準量子化と経路積分による量子化から、散乱振幅のファインマン則による計算方法、ゲージ理論と素粒子の標準模型、くりこみ群方程式等、素粒子物理学を研究するために必要な基本事項の習得である。ファインマン則が自由に扱って標準的な素粒子模型において散乱振幅が計算できることが「基本的な目標」である。
- 教師: 曺 基哲
【前学期,1~2年,理学,2単位,,共通講義棟1号館401室】場の理論を理解し、応用できるようになるための、文献講読や具体的な計算、分析などを通した基礎的訓練を行う。それを通して、今後修士論文のテーマとなる研究課題を見出し、取り組むための土台を築くことが目標である。
- 教師: 曺 基哲
【後学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】Please visit https://skycat.phys.ocha.ac.jp/phe for extended and accurate information on this lecture.
物理学を学習するための要素は3つあります:a)理論と実験の基本概念を理解すること,b)宇宙で実際に起こっているさまざまな現象にこれらの理論と実験を適用すること,c)知識と経験を実際の現象に応用してそこにある規則を見出していくこと.この講義では,これら3つの要素の相互関係に焦点を当てます.学習においてそれらは決して互いに分離することはできません.
物理学を学習するための要素は3つあります:a)理論と実験の基本概念を理解すること,b)宇宙で実際に起こっているさまざまな現象にこれらの理論と実験を適用すること,c)知識と経験を実際の現象に応用してそこにある規則を見出していくこと.この講義では,これら3つの要素の相互関係に焦点を当てます.学習においてそれらは決して互いに分離することはできません.
- 教師: 森川 雅博
【前学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】Please visit https://skycat.phys.ocha.ac.jp/phe for extended and accurate information on this lecture.
物理学を学習するための要素は3つあります:a)理論と実験の基本概念を理解すること,b)宇宙で実際に起こっているさまざまな現象にこれらの理論と実験を適用すること,c)知識と経験を実際の現象に応用してそこにある規則を見出していくこと.この講義では,これら3つの要素の相互関係に焦点を当てます.学習においてそれらは決して互いに分離することはできません.
物理学を学習するための要素は3つあります:a)理論と実験の基本概念を理解すること,b)宇宙で実際に起こっているさまざまな現象にこれらの理論と実験を適用すること,c)知識と経験を実際の現象に応用してそこにある規則を見出していくこと.この講義では,これら3つの要素の相互関係に焦点を当てます.学習においてそれらは決して互いに分離することはできません.
- 教師: 森川 雅博
【前集中,1~2年,理学,2単位,,】熱力学的相転移における臨界現象についての知識を深め、からくりについても理解する。さらに、臨界現象とのアナロジーとして理解できる、熱力学的転移とは全く異なる物理現象についてもまなぶ。
- 教師: 奥村 剛
【後学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】表面物理やナノスケールの物理の最近の研究を理解し、修士課程の研究課題に取り組むための基礎として、教科書・学術雑誌等の文献の輪講・討論を行う。
- 教師: 小林 功佳
【前集中,1~2年,理学,2単位,,】統計力学における厳密に解ける模型および1次元量子スピン系における可積分模型を
解説し、その物理的応用を議論する。最近、レーザー閉じ込めを用いて1次元冷却原子系が実現され、さらに、1次元可積分系が性質が実験で調べられている。
このため、厳密解を用いて量子系の多体問題を従来よりもはるかに深く議論することが可能となった。
本集中講義では、1次元可積分量子系の基礎を分かりやすく解説する。
解説し、その物理的応用を議論する。最近、レーザー閉じ込めを用いて1次元冷却原子系が実現され、さらに、1次元可積分系が性質が実験で調べられている。
このため、厳密解を用いて量子系の多体問題を従来よりもはるかに深く議論することが可能となった。
本集中講義では、1次元可積分量子系の基礎を分かりやすく解説する。
- 教師: 出口 哲生
【後学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】We discuss several topics of nonlinear physics by reading original research papers and fundamental textbooks, and try to reproduce some results by ourselves as far as we can do easily. Here we expect that we understand them deeply through the process of reproduction. Furthermore, we study various problems in condensed matter physics in association with nonlinear physics, in particular, those of statistical physics, polymer physics and mathematical physics.
非線形物理学分野に関する原著論文や原書を中心に討議演習を積み重ね、研究成果を深く理解し追体験する。研究分野は凝縮系物理学一般であり、具体的には、高分子物理学、統計物理学そして数理物理学などである。
非線形物理学分野に関する原著論文や原書を中心に討議演習を積み重ね、研究成果を深く理解し追体験する。研究分野は凝縮系物理学一般であり、具体的には、高分子物理学、統計物理学そして数理物理学などである。
- 教師: 出口 哲生
【前集中,1~2年,理学,2単位,,】様々な磁気体を物性物理学を用いて理解し、磁性体に関する基礎について学ぶ。最終日は受講者による論文発表を行う。課題については、事前に相談をする。
- 教師: 左右田 稔
【前学期,1~2年,理学,2単位,,共通講義棟1号館403室】磁性・強相関電子系の諸問題から一つ、受講者が共通に興味を持てる課題・英語論文を選択し、これについて論文等の講読・発表・討論を行います。
- 教師: 左右田 稔
【前学期,1~2年,理学,2単位,,共通講義棟1号館402室】素粒子物理は、時空間とその上に存在する物質の基本的な法則を解明しようというものである。素粒子の世界の特徴として自然界にはハドロンと呼ばれる多数の粒子が存在することが挙げられる。ハドロンの分類や性質の解明を通して、クォークの存在や3つの基本的相互作用の性質が明らかにされてきた。この講義では、素粒子現象を理解する上で重要ないくつかの概念(質量エネルギー、反粒子、粒子の生成と消滅、粒子の散乱と崩壊、共鳴状態)を導入して、それを基にハドロンの性質を説明する。その中には、3つの相互作用の特徴、フレーバー対称性、対称性の破れ、状態の混合、パートン模型等が含まれる。これらの現象に対して、理論的記述とともに実験による発見や検証の過程を明らかにする。また、ゲージ理論、電弱対称性の破れ、ヒッグス粒子についても解説する。
- 教師: 河野 能知
【前学期,1~2年,理学,2単位,,共通講義棟1号館403室】素粒子実験を理解する上で必要な理論的枠組みや実験技術について学ぶ。基礎的知識としては、場の量子論、ファインマン図、標準模型、粒子検出器等が挙げられるが、具体的に扱う内容は履修者の興味に応じて決める。
- 教師: 河野 能知
【前学期,1~2年,理学,2単位,,】ソフトマター物理学からトピックスを選び論文等の輪講、討論をゼミ形式で行う。毛管現象や濡れ、粉粒体、物質の強靭性(天然複合材料やポリマー材料)などを取り上げる。
- 教師: 奥村 剛
【後学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】スピン角運動量自由度がもたらす物性現象の基礎、および物質中におけるスピンの伝導(スピン流)により発現する様々な物性現象に関して講義する。スピン流を基礎としたスピントロニクスに関わる物性現象の知識習得を目標とする。
- 教師: 高橋 遼
【後学期,1~2年,理学,2単位,,理学部1号館221室】スピン物性、特にスピントロニクスに関する最近の研究を理解し、研究課題に取り組むための基礎として、スピントロニクスに関する原著論文や文献を調査、読解してもらい輪講・討論を行う。
- 教師: 高橋 遼
【後集中,1~2年,理学,2単位,,】強相関電子系で観測される様々な特異的性質とその背景について紹介したのち、それらに関連する論文を紹介する。受講者間で共通理解を進めつつ、強相関電子系に対する理解を深める。
- 教師: 古川 はづき